トップ›情報セキュリティの社員教育を、業界に合わせて進める7つのこつ

2026年10月15日 株式会社EggAI セキュリティ研修事業部

情報セキュリティの社員教育を、業界に合わせて進める7つのこつ

情報セキュリティの社員教育の目的は、「知っている」を「自分の仕事で気をつける」に変えることです。ところが一般的な内容だけでは、現場の仕事と結びつきにくく、聞き流されてしまいがちです。業界に合わせて進めるための7つのこつをまとめました。

  1. 自社の業界で実際に起きた事例から始める

    製造業なら子会社のリモート接続の機器から入られて取引先の工場まで止まった例、人材サービスならほかで漏れたパスワードで登録者のページに入られた例など、同じ業界の事例は「うちでも起きる」と感じてもらいやすくなります。

  2. 経営層・現場・IT担当で、伝える中身を分ける

    経営層には被害の大きさと先に決めておくこと、現場には毎日の仕事での注意、IT担当には設定や見張り方と、立場によって必要なことは違います。全員に同じ話をするより、分けて短く伝えるほうが届きます。

  3. 現場の言葉と、現場の場面で話す

    建設現場なら現場写真や図面、工場なら保守の業者が持ち込むパソコンやUSBメモリなど、ふだんの場面に置きかえて話します。日本建設業連合会も、現場の5大脅威として情報機器の紛失・盗難、現場写真の漏えい、重要書類の紛失・盗難、メールの誤送信、ウイルス感染を挙げています。

  4. 1回で終わらせず、短く何度も

    年に1回の長い研修だけでなく、数分の動画や朝礼での一言を何度も繰り返します。新しく入った人や異動した人には、そのときに行います。

  5. 怪しいメールの訓練は、責めずに続ける

    訓練のメールを開いてしまった人を責めると、本物のときに報告されにくくなります。開いたかどうかより、すぐに報告できたかを大切にします。

  6. 「おかしい」と思ったら、すぐ言える窓口をつくる

    被害の大きさは、気づいてから知らせるまでの早さに大きく左右されます。誰に、どうやって知らせるかを決め、知らせた人が責められない雰囲気をつくります。

  7. いつ、誰に、何を教えたかを記録する

    取引先や親会社のセキュリティの確認では、社員への教育の記録がよく聞かれます。日付、受けた人、内容を残しておくと、そのまま示せます。

教育は、一度で全員を変えるものではありません。業界の事例を使い、短く繰り返し、記録を残す。この3つを続けることが近道です。IPA(情報処理推進機構)の「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」でも、従業員への周知や教育が対策に含まれています。

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